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真言を歌う ー詩のつばさー
mantra
2025.5.1
定価 ¥2,700(+税)
監修/八事山仏教文化研究所
発行/株式会社あるむ
古代の詩が、翼をひろげる。世界への聖なることばの贈り物。
日本の仏教で唱えられている真言(マントラ)のルーツは、古代インドの儀式に遡る。サンスクリット語で神への呼びかけとして歌われたマントラは、仏教がヒンドゥー教の影響を受ける中で、儀礼の際に唱えられるようになった。インドで仏教が滅び、それらの旋律は失われ、大乗仏教の伝来した土地でそれぞれの形で、日本では声明の伝統として唱えられてきた。
本書は、インド仏教学者の立川武蔵が、古代インドの儀式から日本の護摩の儀式へとつながる遥かな歴史と真言の意味を解き明かす。「般若心経」や「光明真言」など一般的に馴染みのあるものや、護摩の儀式で用いられる真言をサンスクリット原典から解説する。
CDは、これまで世界各地に根付く歌をその心身に刻んできた松田美緒が、サンスクリット語本来の美しさを生かし、マントラの文脈に忠実に旋律をつけ、独唱したもの。
本作は、グラミー賞受賞経験のある宮本貞雄をプロデューサーに迎え、MIHO MUSEUMに展示されている二世紀後半のガンダーラ仏の前で収録された。この場所が持つ崇高なアンビエンスと音響空間の力を借り、松田美緒の歌声が持つ美しく深遠な響きを見事に捉えることができた。
<目次>
第1章 儀礼と真言(マントラ)
1. 古代インドのホーマ(護摩)におけるマントラ
2. 儀礼の内化
3. ヒンドゥー教のプージャー(供養)と真言
4. 日本の護摩と真言
収録曲
- 六文字観自在の真言 (1:31)
- 光明真言 (3:00)
- 不動真言(慈救呪) (3:02)
- 文殊菩薩の真言(4:17)
- 弥勒の真言 (2:26)
- 金剛界大日如来の真言 (1:14)
- 胎蔵大日如来の真言 (1:53)
- 阿弥陀如来の真言(1:33)
- 供養のはじめの真言(普礼) (1:39)
- 三業を浄める真言(浄三業) (2:11)
- 護摩において火天を招く真言(勧請火天)(2:04)
- 大悲心陀羅尼(青頸観自在陀羅尼) (7:27)
- 般若心経(小本)(8:46)
PV
CD:
2025年3月MIHO MUSEUM 南アジア展示室にて録音。
録音・ミキシング・マスタリング/森崇(BOSCO MUSIC)
プロデュース/宮本貞雄(リビングミュージックジャパン)
カタログ番号 MMMM-0001
書籍:
装画/小島伸吾 装丁/河村岳志 編集・本文組版/石川泰子(編集工房is)
監修/八事山仏教文化研究所 宗教法人興正寺
発行/株式会社あるむ
発行日/2025年5月1日
ISBN 978-4-86333-218-8 C0014
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